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JUL
06
高級リゾートとの対比がとても面白いモルディブ共和国の首都マレ
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日々の疲れを癒やすため、世界的セレブリゾート、モルディブにやってきた我が家であったが、私自身はモルディブのローカルな人々や街を見たいと思っていた。 我々が宿泊したHard Rock Hotel Maldives(ハードロックホテル・モルディブ)は、マレ市から近いところにあり、マレ市観光(半日)というアクティビティがあったので参加することにした。 ハードロックホテルから遠くに見えるマレの街↓ 高速船なら15分程度で到着だが、ダウ船で揺られること40分。船酔いですっかり気分悪くなったころにマレの港に到着。 モルディブ人は人種的にはインド系 ローカルモルディブ人は人種的には南アジア人(インド系)。私が住むドバイにもインド人が多いので、マレ市はとても親近感の湧く、悪く言えば私にとっては一見あまり驚きのない場所だった。 マレ港からはガイドのおっちゃんが見どころを徒歩で案内してくれる。 おっちゃんは英語は堪能で日本語もちょっとOK。日本人観光客が来ると担当するらしい。我々との会話は英語のほうがスムーズだったので英語で落ち着く。 普段は中国人観光客が圧倒的に多いらしい。COVID-19で政府が中国からの観光客を完全にシャットアウトして安心した人が多いようだ。(だがその後コロナは世界的パンデミックに発展したため、観光業が頼りのモルティブのダメージは相当なものだろう) マレ市が所在する島は、端から端まで最も距離が長くても直線で2kmしか無い。地図で見ればわかるが東京の皇居の方が遥かに広いのだ。そして見どころはほぼすべて一箇所に集まっている。よって徒歩で観光。 この狭い島内に実に20万人以上が生活しているため、マレは世界で最も人口密度の高い街と言われている。 狭い道を多くのスクーターが行き来する。 やはりこういう国では車の所有には高い関税がかかるため、車を所有できるのは一部の金持ちだけだそうだ。 そして日本車(たぶん中古車)が多い。 町中には南国なだけあって比較的カラフルな建物が多い。これは大統領府。 観光を始めて程なく、マイサン4歳児がアイスクリームを食べたい、というので町中のアイスクリーム屋に入る。 ここで物価がバカ高いことを目の当たりにする。ドバイの結構物価は高めだが、モルディブはそれ以上に高い。 物価が高いのは観光客向

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JUL
03
モルディブへ家族旅行に行く
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世界がコロナ渦に突入する直前(2020年2月)、モルディブに行ってきた。妻はかなりコロナに敏感になっていて、予約していたホテルを前日にキャンセルするという暴挙にでたが、その時点でモルディブの感染者は無し、モルディブに中国人観光客は入国禁止、私が住むドバイを含むUAEでは感染者がまだ武漢からの観光客家族とそのた数人のみ、ということで、説得してまた同じホテルを再予約して旅行を実行することとなった。結局、この時行っておいてよかった。ホテルはその当時、キャンセルしても7月末までは再度予約できる、という話だったが、その後COVID-19パンデミックはドバイでもモルディブでも拡大。とても海外旅行などという状況では無くなってしまったからだ。洋上のリゾートアイランド・モルディブモルディブはインド洋に浮かぶ島々からなる国で、エメラルドブルーの海に囲まれた島1つに1つのリゾートホテルが所在する、よって絶対的エクスクルーシブ感を味わえるリゾート地だ。なので世界的にハネムーンの行き先として人気。モルディブはすべてのリゾートホテルが空港からリモート地の島々にあるため、モルディブの首都マレ市に直結した島にあるヴェラナ国際空港に着いた後は、それぞれの島に船で行くか、さらに飛行機で行くかしなければならない。そのヴェラナ国際空港は日本の地方空港ばりに小さい。そんな中、家族連れの我々が泊まるホテルは、オープンしたばかりのHard Rock Hotel Maldives(ハードロックホテル・モルディブ)にした。私自身はマレ市内も見たかったので、マレ市にアクセスできそうな立地に所在していること。そしてハードロックホテルのリゾート内には多数のレストランを有するマリーナ隣接の商業施設があるし、家族で5日間居ても飽きることは無さそう、と思ったのがこのホテルに決めた理由だ。ハードロックホテル・モルディブには通常のスタジオタイプのホテルの1室から、エレキギターをスタンバイしたデラックスな洋上ヴィラまで、さまざまなオプションがある。奮発して洋上ヴィラなんかもいいね〜、なんて妻と話していたのだったが、マイサン4歳児が目を離している間に海に転落するリスクがあるので、部屋のバルコニーからビーチに直結しているスタジオタイプの部屋にした。リゾートには日本人スタッフも居るので、英語NGな人でも大丈夫だ。ロックなだけあって、イエロ

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JAN
15
韓国でお一人様の食を:韓国ソウル旅行③
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ソウルのレストランではお一人様でオケ! 世界各国、お一人様の海外旅行で旨いものを食べようと思うとなかなか敷居の高い国もあるが、今回はじめて訪れた韓国・ソウルでは、どこのレストランでもお一人様のお客さんが結構居て、お一人様でもけっこう大丈夫、ということがわかった。 韓国ではお一人様でもレストランで食事をする人が結構いるようだった。 韓国に来たらまずは腹ごしらえ。お一人様焼き肉だ! 前日ホンデに繰り出し、便利そうだと思った私は急遽ソウル滞在の拠点をホンデにすることにし、空港鉄道A'REXのHongik University(弘大)駅に直結しているホリデーイン・エクスプレスに宿を取った。 そして前日お腹が空いていなかったため止めておいたが、今日は空港で7時間待たされお腹ペコペコのためホンデ繁華街でお一人様焼き肉をする事に。 焼き肉というメニューはなかなか「お一人様」が難しい食事だ。 しかもガイドブックなど何も用意せず丸腰で来てしまった私は、さしあたりホンデの目抜き通りに見えるEoulmadang-roという通りにやってくる。このあたりに焼肉屋が多いことは前日確認済みだ。 大概知らない土地に来て、入るレストランが決まらないときはグーグルマップでチェケラして決めるのだが、韓国ソウルではインターネット業界が規制されているからか、グーグルマップにレストラン&評価がまったく掲載されていない。(ネイバーを使え、ということか?) なので道をフラフラと歩きつつ、結構他にもお一人様の客(多くは女性)が居て、お一人様でも問題なさそうな焼肉屋に入った。 店のおばちゃん、まったく日本語も英語も通じないため、写真を見ながらテキトーに選ぶ。 石焼風の焼き肉セットが出てきた。肉を葉っぱに巻いて食べるだろうことは想像できるが、ハサミがなんのためにあるのかわからず怪訝そうな顔をしていると、おばちゃんがやってきて肉をハサミで切って焼いてくれる。 後から知ったがこれは「サムギョプサル」という韓国料理らしい。 ついでに「ビールある?韓国の」と聞くと言葉はまったく通じていないはずだが、おばちゃんが店のポスターを指差し、これならある、と言う。そして出てきたドリンクはこれだった。 こいつは、美味しくない・・・ 消毒用アルコール砂糖入り、って感じの味だ。(消毒用アルコー

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DEC
26
理不尽過ぎる反日の国、韓国ソウル観光:韓国②
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前回、 世界一行く気のなかった理不尽過ぎる反日の国、韓国を観光する羽目になってしまった話:韓国① からの続きです。 ここからは全く予定していなかった(かつ行く気もなかった)のにお一人様で5日間滞在する事になったソウルで、見たこと、思ったことをつらつらとランダムに・・・ 今回はそもそも韓国旅行する予定は全く無く、まったく予習なし=丸腰で観光する羽目になってしまったので、言葉がまったく通じない事で戸惑う場面は多かったが、日本に色々似ているからか全く不安を感じる事はなかった。 連日日本のマスコミが大騒ぎしている反日がやや心配だったことくらいか。 ソウルの町中は日本みたいだ。人々も。 まずはソウルいちの繁華街だという明洞(ミョンドン)にやってくる。 看板の言葉が違う位で見かけは日本の繁華街にそっくり。 台湾に行った時に日本に似ていると思ったが、台湾以上に日本にそっくり。 メシ、スイーツ&小物の街、台北へ|台北① しかしそれ以上に似ているのは人々だった。 最近の反日嫌韓でいがみ合っているが、世界レベルで考えると日本人と韓国人はハッキリ言って相当似ている。(若干韓国人の方がいろいろ激しそうだが) ドバイのインターナショナルスクールに通うマイサン(My Son)4歳児のマブダチは韓国人の子だ。なんか近いことをDNA的に悟っているのだろう。 ところで韓国語で「ありがとう」は「カムサハムニダ」と言う、と旅行中に知った。 日本で外国人に「ドモ・アリッガットー」と言われるとなぜか親近感が湧くように、韓国人もそう感じるようだ。皆笑顔で対応してくれる。 そんなところも日本人にそっくりなのだ。 なのでソウル旅行中、私は何かある毎にカムサハムニダを繰り出した。 大衆浴場:チムジルバン 韓国で日本に似ているモノ、というかおそらく日本の影響で始まったモノ、と言ったら銭湯だ。 韓国では英語ではサウナと表記されていたがチムジルバンと言うらしい。日本の銭湯に似た大浴場の他に、各種サウナが備えられ、かつマッサージ施設も併設されている 結構この銭湯というか健康ランド的なものがソウルの町中には結構あって、観光で歩き回って疲れ果てた時に休憩がてらに寄るととても便利だった。 意外と風光明媚だったソウルの

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NOV
29
世界一行く気のなかった理不尽過ぎる反日の国、韓国で観光する羽目になってしまった話①
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毎年われわれが住むドバイから日本に帰省する際、どこか途中のアジアの経由地でついでに旅行するのが我が家のパターンだ。 今年は中国・上海を旅行する予定だった。 中国本土ははじめての旅行だが、妻はあまり中国&上海に興味がないらしく、私だけ上海に長居し、妻は福岡の実家で長めに過ごし、最後の3日間を合流する予定にしていた。 そして上海行き当日、8月10日。 スーパー台風が上海を直撃し、福岡からの中国東方航空のフライトがキャンセル・・・・ 代替便を探したがよりによってお盆まっただ中。代替便まったく無し。 中国のその他の都市経由で探したものの、お盆中だからかとにかく日本から出られる便が無い・・・・ そこでふと思った。反日嫌韓が最高潮を迎えている現在、韓国経由なら航空券を確保できるのでは・・・・ やっぱりだった。インチョン空港行きはガラ空き。しかもお盆中だと言うのにやたら安い。 というわけでその日の内にインチョンへ移動し、インチョン空港近辺で一泊した後に青島経由で上海行きだ。 そして多分人生中来ることは無いだろうと思っていた韓国に上陸した・・・ まずインチョン空港の巨大さに驚かされる。ドバイ国際空港はデカいがインチョンも負けていない。 なるほど、本格的なハブ空港化を狙っているようだ。 こういったところ、日本と違い、やることが結構大胆なのは韓国の強みだったりする。1つの島をまるまる英語教育(インターナショナル教育)のエリアにしてしまったりとか・・・ ホテルはインチョン空港近辺のデイズ・ホテル&スイーツにした。町中を見ると雑居ビルが立ち並ぶその風景は日本そのまんまではないか。 ところでこのホテルは何ということのないホテルだがサウナがついていた。 行ってみてびっくり。サウナとはいわゆる日本の公衆浴場だった。 「入浴の際はパンツ脱いで下さい」は日本とまったく同じ。 というか洗面器のスタイルとか日本のまんま。ケロリンとは書いて無かったが。 日本と韓国。こんなに仲が悪いのに、こんなにそっくりだったとは。 一泊だけなのでせっかくだから繁華街(ホンデ)に繰り出す 次の日の午前中にはインチョン空港に行かなければならなかったため、前日夜のうちにソウル市内に出かけることにした。 空港鉄道A'REX一本で行ける、若者の繁華街だというホンデ(弘大)に繰り出す

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JUL
31
アブダビの砂漠リゾートへステイケーションに行く
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ドバイは中東ビジネスの中心地であり、ビーチのある観光地でもあるので、オン/オフが同居している街であるところが個人的に気に入っている。 なのでドバイに居住していると、ステイケーションのオプションもなかなか充実している。 昨年は水族館やウォーターパークなどアトラクションが充実しているアトランティス・ホテルへ行った。 アトランティス・ザ・パーム(ドバイ)でステイケーション! ラマダン明けの休暇があり、特別UAE国外への旅行も計画していなかったため、どこかUAE国内でステイケーションでもしようか?という話になった。 ドバイに住んでいてステイケーションを計画する場合、アトランティスの様にドバイ内というのはもちろんオプションだが、いつも見ている風景、というのも味気ない。 行き先が近すぎる、っていうのもワクワク感がないよね? そこでドバイ首長国以外でステイケーションに向いている首長国は・・・ と言うと、まずはUAEの首都、NY・マンハッタンの様に島上に街があるアブダビ、それから外資系リゾートホテルが多いラス・アル・ハイマ、そしてインド洋に面した山岳地帯を越えた場所にある立地でドバイとは違った海・山の表情を見せるフジャイラ、あたりが候補だ。 そんな中、海ではなく砂漠リゾートはどうか、という話になった。 UAEにはドバイのアル・マハやアブダビのQasr Al Sarab(カッスル・アル・サラブ)の様な極上の砂漠リゾートがある。 ただしそれら極上リゾートは予算的にも3歳児連れ的にもダメだ。(それらのリゾートではロマンチックな大人の空間を演出するため子連れ厳禁な場合がほとんど) すると妻いわく、アブダビに開業したばかり、ジュメイラホテル系列の4つ星砂漠リゾートがある。しかも連休中なのに結構安い、と言う。 ジュメイラホテルはドバイを代表するホテルブランドだ。7つ星のバージュ・アル・アラブやマディナ・ジュメイラ・リゾートなどをポートフォリオに持つ。 というわけで、アブダビ首長国のジュメイラ・アル・ワスバ・デザートリゾート&スパ(Jumeirah Al Wathba Desert Resort & Spa)へ行くことにした。 レビューによると、開業したては「従業員の教育がなっていない」等の書き込みがあるがマネージャーらしき人物が一生懸命返事を書いていて改善が

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JUL
30
ますます高い!ランドローバー・ディスカバリー4(LR4)維持費
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基本、妻の通勤&子供の送り迎え、そして週末のレジャー用に購入したランドローバーLR4(ディスカバリー4 )が、78,000キロを走行し、レギュラーサービス(定期整備・メンテナンス)を迎えることとなった。 前回書いた通りランドローバーのサービス期間は13,000キロ毎だ。 やっぱ高かった!ランドローバー維持費 前回は通常の高いサービス費用に加え、ブレーキパッドの全交換が入ったためAED7000(20万円以上)を超えると言うビックリのメンテナンス&サービス費用がかかったのだった。 なので今回は通常の定期サービス費用AED3000強程度(9万円程度)を想定していたのだったが・・・ なんと今回は定期サービス料金のみでAED5097(15万円強)・・・ ドバイの各車メーカーの通常の定期サービス費用のスイートスポットが概ねAED1000(3万円)程度であることは前回書いたが、AED3000程度でもすでに高いのに今回はさらにAED2000(6万円)も高い! 詳細を見てみると、通常のオイル交換、フィルター交換などいつもの品目に加え・・・ スパークプラグ(6コ)交換。 これか。 どうもスパークプラグ交換がいつもよりAED2000程度価格上乗せになっているようだ。 さらに、今回の請求額は定期サービス料金AED5097(15万円強)だけでは済まなかった!! ランドローバー・ディスカバリー4(LR4)は、70000キロ〜100000キロあたりが最も交換部品が出てくる 延長保証にもしっかり入っているが、消耗品はこれに該当しないんだな、これが。 ランドローバー・ディスカバリー4(LR4)という車。普通に乗ったら消耗品だらけだ、という事に気づくのにそれほど時間はかからなかった。しかも消耗品の値段が高い。 前回はブレーキパッド交換が必要だったが、今回はブレーキホース&チューブの交換。 この品目で、工賃入れてAED3132.36(およそ9万2637円)。 なので今回の支払い総額はAED8,230.13(およそ24万3400円)だった。 最近たまたまスタバでお茶中、近くに座ってた近隣アラブ系のおっちゃんと会話になった時、「メルセデス(ベンツ)をサービスに出したらAED3000もしたよ〜」、とおっちゃんが言っていたが、ランドローバーはその比では無い。 一

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JUL
15
シチリア島でレンタカーをドライブ中、トラブル発生!|シチリア旅行記番外レンタカー編②
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このページは全記事、「シチリア島でレンタカードライブした体験(トラブル含む)をシェアします」からの続きです。 前のページの内容 シチリアのレンタカー会社選び シチリア・カターニア空港での車両引き渡し シチリアでのガソリンスタンド利用方法 シチリアの駐車の仕方 シチリア各都市のおすすめ駐車場/駐車スポット このページの内容 Cセグメントの傑作:VWゴルフ(ディーゼル) シチリアのレンタカー:まさかのトラブル なんかモサい走りのジープ・レネゲード 意外!?けっこう行儀良い、シチリアの運転 だだしパレルモの運転はハチャメチャ 結論:シチリア島旅行はドライブが最高に良い!! Cセグメントの傑作:VWゴルフ(ディーゼル) 我が家の車はランドローバー・LR4(ディスカバリー4)とアルファロメオ・ジュリエッタだが、VWゴルフはジュリエッタと車格が同じで欧州車らしく剛性もそっくり。 私が住むドバイも左ハンドルなため、直ぐに車と運転には慣れた。 4000km程度しか走行していない比較的新しい車で、ディーゼル車特有のガラガラ音は無くガソリン車のような快適さ。運転しやすい上にハンドリングも良く加速も十分。 それから日本車のCセグメント車に比べ欧州車が良いところは内装の質の高さだろう。その分もちろん価格は高いわけだが。 Cセグメント車の中では常に評価が高いのも納得。四角いからレンタカーで借りても見切りがしやすく運転しやすい。 装備されていたナビも最新のものらしく非常に使い勝手が良かった。マレーシアで苦戦した安いガーミンとは随分な違いだ。 ただし・・・ ナビはエコノミー優先で旧市街地の石畳の裏路地もルート表示してしまうため、とてつもなく狭い路地にはまり込んでしまったりしてヒヤヒヤした。それからマーケット(市場)が開催されている路地や、時間によって歩行者天国になっている道路も行き先表示されてしまうので、こういった場面では広い道をあえて優先する人間の直感も必要だった。 このVWゴルフなら、山の中で勾配の多いヴァルディノートのバロックの街々を巡るのもとても快適。 この車はVWのディーゼル不正後販売の車だと思うが、パワーもこのクラスの車にしては十分。 ほぼ順調にドライブでのシチリア周遊を楽しんでいた我々だったが・・・ シチリアで借りたレンタカーがまさか

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JUL
15
シチリア島でレンタカーを借りドライブした体験(トラブル含む)をシェアします|シチリア旅行記レンタカー編①
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シチリアではとにかく公共交通機関が時間通りに来ないんだそうだ・・・ 来るかどうかわからない公共交通機関を3才児連れで待ち続けるのは嫌だし、効率よく色々な場所を訪れたかったため、シチリア旅行ではレンタカーを借りることにした。 子供を寝かしておいて、シエスタ時間に移動する、というオプションも合理的な私にとっては魅力だった。 ここでは私個人の経験を元に、シチリアでレンタカーを借りてドライブする事がどんなものだったのか、2ページに渡ってシェアします。 このページの内容 シチリアのレンタカー会社選び シチリア・カターニア空港での車両引き渡し シチリアでのガソリンスタンド利用方法 シチリアの駐車の仕方 シチリア各都市のおすすめ駐車場/駐車スポット 次のページの内容 Cセグメントの傑作:VWゴルフ(ディーゼル) シチリアのレンタカー:まさかのトラブル なんかモサい走りのジープ・レネゲード 意外!?けっこう行儀良い、シチリアの運転 だだしパレルモの運転はハチャメチャ 結論:シチリア島旅行はドライブが最高に良い!! シチリアのレンタカー会社選び 昨年のマレーシア旅行の際もレンタカー会社選びには迷ったが、シチリア旅行の場合、レンタカー会社の選択は、旅を順調にこなすために特に重要な要素だ。 なぜならシチリアのレンタカー会社はどこも評判が悪い。 言われていた額より高かった 旅行中に車を盗まれて高額請求が来た 最初から傷がついていたのに、修理代を請求された などなど。 びっくりなのはシチリアの都市部:特にパレルモやカターニアでは結構レンタカーを盗まれることが多いということだ。しかも盗まれた後に他の車に交換、とは簡単にいかない会社が多いらしい・・・ シチリアではAvisやHertzなどの世界的なレンタカー大手にするか、Sicily by Carなどの地元の会社にするか、の選択肢がある。 トリップアドバイザー掲示板によると、「地元の会社はやめとけ。大手レンタカーが良い」という。そのうちウェブサイトがしっかりしている大手、Avisで予約しかけた。 ところが・・・ 後にグーグルレビューを見ていると、Avisは空港で車を受け取る際に2〜3時間待たされるらしい・・・ あらかじめ予約した車を受け取るのに2〜3時間。いったいどういう仕事ぶりなんだろうか。

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JUL
15
セレブな保養地タオルミーナでチープで庶民的な食を|シチリア⑬
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シチリアに来て1週間、いろんな街で、実に様々なシチリアン/イタリアンフードを体験した我が家であったのだったが・・・ シチリア島が凝縮されたグルメの都:シラクーサの食&おすすめレストラン シチリア名物料理からB級料理まで、いろいろ楽しめるパレルモの食 ティレニア海に面する小さい街、マリーナ・ディ・パティで極上シーフード 旅の最後に訪れたタオルミーナの時点ではちょっとお疲れ気味。 多分、ヨーロッパの金持ちが集まる世界的保養地タオルミーナでは、ナイスなレストランも多いんだろうが、天候の悪さで思うように行動できないことも相まって、結構学生旅行のような簡単な食事で済ませてしまった。 わざわざブログに書いて公開するような内容ではないんですが・・・ イタリアの焼きおにぎり、アランチーニ 正確には「揚げおにぎり」か。 アランチーニとは、簡単にいうとライスコロッケです。 場所によって、また中身によって形は様々。 円錐形のがボロネーズ味(トマト味のミートソース)で、丸い方はマッシュルーム・クリーム味だ。 この日、遅めのリッチな昼食で食べ過ぎた我々。 タオルミーナ到着した後のディナーは立ち寄ったカフェ/バーで2つのアランチーニを家族3人で分ける、というたいへん家族仲睦まじい素朴な食事だった。 意外に白ワインに合うんだな。これが。 安倍首相夫妻も訪れた有名カフェ、Bam Bar タオルミーナのBam Barは有名な店らしい。 朝からギリシア劇場を観光した我が家は、近くにあるBam Barで「シチリア定番の朝食」だと紹介されていた、グラニータ&ブリオッシュを食べにやってきた。 店内には店主が世界の有名人と一緒に撮った写真で飾られている・・・ すると「君らは日本人なのか?」っていう話になり、店長のスマホで見せられたのが、安倍首相夫妻の写真。タオルミーナでG20(2017年?)が行われた時に来たんだそうだ。 多分日本人のお客さん、皆に見せているのだろう。 シチリアの朝食、グラニータ&ブリオッシュ。 朝から強力なカロリーの高さだね。これは。 本当に「定番」朝食なのだろうか? 毎朝この朝食をしていたら糖尿病必至だろ? でも美味しかったです。 天気が悪く雨が降っていて寒く、グラニータでさらに体が冷えてしまったためコーヒー(アメリ

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JUL
14
安心・安全・清潔な観光地タオルミーナ|シチリア⑫
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パレルモからタオルミーナに来ると、これが同じシチリアか?と思ってしまうほどの違い。 とにかくタオルミーナはパレルモと違い綺麗で清潔。建物の保存状態はよく、そこにいる人々はお行儀が良さそう・・・ そりゃもう明らかに違う。 ヨーロッパを代表する保養地、という触れ込みにも納得。 丘の上に位置するタオルミーナで滞在するなら海が見える宿で シチリア旅行の最後、タオルミーナに2泊する予定だったわれわれは、海の見える場所でゆっくりまったり過ごすことにした。 だけど海がよく見えそうな有名ホテルはすでに予約でいっぱいか、または予算オーバーかのどちらかだったため、キッチンの付いたB&B的な宿にする。 若干近所の屋根は邪魔だが、大きなベランダから海が一望できる。 これで2日間、眺めを見ながらゆっくりできそうだ。 と思っていたら・・・ すぐに天候悪化。しかも宿の主人曰く「こんな酷い天気は珍しい」んだそうだ。 何も見えねぇぇぇぇぇぇ 結局帰る時まで天候が悪く、眺めの良い宿はまったく無意味だった・・・ タオルミーナ、4月上旬の主な観光 タオルミーナは見どころが非常にわかりやすい。 4月初旬の海はシーズンオフなので、イゾラベッラで海水浴とか、青の洞窟系とか海のイベントはあまり向かない。 なので滞在2日でやることは、ギリシャ劇場、4月9日広場、メインストリートのコルソ・ウンベルト(ウンベルト通り)などを散策することだ。 見どころはすべてウンベルト通り沿いにある。 4月9日広場からの眺めは素晴らしい。 そしてタオルミーナ観光のハイライトはギリシア劇場だろう。 歴史遺産的価値もさることながら、敷地内からの海・街の眺めが素晴らしい。 なのでシラクーサのギリシア劇場にも行ったが観光アクティビティ的にはタオルミーナの方が断然良い。 前述の通り天候にはまったく恵まれなかったが、ギリシア劇場を訪れたときだけはウマい具合に雨は止んでいた。 目抜き通りのコルソ・ウンベルト。  ここでショッピングを楽しむのもまた良し。 かなり怪しい天候に ギリシア劇場を見学した後は一気に天気が悪くなったため、タオルミーナ残りの滞在は、部屋とウンベルト通りを行き来するのみとなった。 かなり霧がでてい

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JUL
11
ティレニア海に面する小さい街、マリーナ・ディ・パティで極上シーフード|シチリア⑪
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午前中、パレルモでちょとしたアクシデントに見舞われた我々は、予定よりかなり遅れてシチリア東部のタオルミーナに向かっていた。 パレルモからタオルミーナへ車で行くにはシチリア島の真ん中、山あいの高速道A19を通るか、北部海沿いのE90を通るかの選択肢がある。 パレルモ行きは山間の街エンナを経由してA19を使った我々は、今回は海沿いのE90を使うことにした。 海沿いの道なので、海岸線の平地を行くような道を想像していたら、結構山岳地帯的でトンネルが多い。独特の地形ではあるが、沿岸ドライブで楽しむ、という予想は完全に外れた。 目的地のタオルミーナまでは3時間半のドライブのため、途中で遅い昼メシ休憩を入れることにした。 こんなときにグーグルマップが役に立つよね。お腹が空いた頃に近辺の街&レストランを探してみると・・・ 近所にMarina di Patti(パティ?パッティ?)という名の海辺の街にレストランがいくつかありそうなエリアがある。マリーナだからシーフードが新鮮に違いない・・・ そう思って行ってみることにした。 シーズンオフ感丸出しのマリーナ・ディ・パティ なかなか平和な感じの街だが、4月頭で海辺は完全にシーズンオフという感じで閑散としている・・・ だけど候補にしていたレストランの1つは営業していた。Trattoria Nereoという店に入る。 わりと本格的なレストラン、という感じの店だ。隣の席には地元シチリア人のご年配グループ。 店主曰く、今日採れたての食材しか出さないんだそうだ。期待大。 前菜に「今日採れたてのシーフード盛り合わせ」みたいなやつと、まだ食べていなかったシチリア名物うにパスタ(Spaghetti ai Ricci di Mare)を注文。 メインを何にするか悩んでいると、メニューには無いが、採れたばかりの魚を「サーレ」で包んでグリルしたスペシャルな料理を今日は出せるから、それはどうか、と店主におすすめされる。 「サーレ」が何なのかよくわからなかったが、多分ハーブで香草焼きみたいな感じなのだろう。とにかくスペシャルでオススメだというのでそれを注文。 シチリア島の新鮮なシーフード料理 前菜に「本日採れたてシーフード各種」。 タコ料理2品に・・・ エビに・・・ ムール貝。

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JUL
10
シチリア名物料理からB級料理まで、いろいろ楽しめるパレルモの食|シチリア⑩
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パレルモはシチリア州の州都。その他の街よりも大きい都市だけあって、シチリア島の食や文化の中心地だ。 にもかかわらず、シチリア島のその他の観光地、例えばシラクーサやタオルミーナに比べると外食代は安い。 シチリア島では主に観光客をターゲットにしているエリアでは総じて物価が高く、パレルモのように普通に地元民が住んでいる場所では物価が安い、ということのようだ。 というわけで、まずは・・・ クアトロカンティの建物内にある人気店でシチリア料理を食す 借りたアパートの兄ちゃんにオススメされた、クアトロカンティの建物内にあるBisso Bistrotという店にやってきた。 ここはクアトロカンティの建物内にあるので場所を間違えることはないが、店の看板はおそらくとなりの本屋、"LIBERIA DANTE"となっているので気をつけたい。 われわれが訪れた時間は一般的なシチリアの夕食時間よりもかなり早い時間だったにもかかわらず、店内は満席近い状態だった。 相席になるけどいいか?と言われて席につく。 中華圏を中心とするアジアでは相席は結構当たり前で私は苦手だが、 士林夜市(シーリンイエシー)の狭すぎるテーブルでフル相席 ヨーロッパで相席があり得るとはちょっと驚きだった。 ここで食べた料理は・・・ カリフラワーのコロッケ。 これはマイサン3才児に食べさせたかったのだったが食べなかった。 シチリア(イタリア)のレストランでは必ず付け出しにパンが出てきてしまうので、パンパンが大好物のマイサンは、どのレストランへ行ってもそれしか食べない・・・ あまりにパンパンうるさくて、相席になったイタリア人年配ご夫婦からもおすそ分けしてもらう始末。 シーフード系パスタ料理を2品頼んだのだったが、評判が高いだけあってとても美味しかったです。それから値段もリーズナブル。 パスタ料理一皿:7〜8ユーロくらい。 ちなみに同じものをシラクーサやタオルミーナで頼んだら12〜15ユーロくらいだ。 ところで少食家族のわれわれは、家族全員で前菜+パスタ2品でお腹いっぱいなのだが、相席になったイタリア人年配ご夫婦は、前菜(アンティパスティ)にプリモのパスタ料理、セコンドの肉・魚料理、を一人一皿づつしっかり食べていた。これがイタリアの伝統か・・・ カロリー

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JUN
23
ダークでエキゾチックな雰囲気と、大都市ならではの若いエナジーに溢れたシチリアの州都、パレルモ|シチリア⑨
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シラクーサを出てエンナを経由しトータル3時間程度の運転を経て、我々はパレルモにやってきた。 高速道路を出てから借りたアパートが所在するパレルモ旧市街地へは比較的近い。その短い道のりで、むちゃくちゃなパレルモの交通事情を体験。 まず結構渋滞が酷いし二重駐車は当たり前。そして赤信号で止まらない(!?)車。 一旦赤信号で止まると、スマートの様なちっこい車は脇道の空いてるスペースを割り込んでくる。バイクみたいに。 それから他人に迷惑をかけようがお構いなしの自分優先割り込みで周囲の車の流れを完全ブロック! そしてクラクション鳴らしまくり・・・ パレルモ旧市街地のアパートに滞在 パレルモではホテルではなく、アパートに滞在した。 車で行く予定だったので、値段の安さとロケーション、そして「駐車場/ガレージ付き」というのがポイントだった。 借りたアパートのロケーションはは旧市街地の中心クワトロカンティから徒歩2分程度の場所。ほとんど「裏道入ったとこ」と言ってしまって良いくらいクワトロカンティに近い。 あらかじめ車での道のりをチェックしておいたが、旧市街地の道幅は相当狭そう。 アパートの家主曰く道のりがややこしいから迎えに来てくれる、というので中央駅前のジュリオ・チェザーレ広場で待ち合わせて彼のバイクについていくことに。 旧市街地、石畳の裏道は、時間によって通行止めになるらしく、予めチェックしていた道ではなく、旧市街地の狭い石畳の道、 こんな感じの道をクネクネ走った後に到着。 これでは一旦車で出かけたら、毎回迎えに来てもらわないと帰ってくることは到底不可能。 そういう判断で、結局パレルモでは車をガレージにしまってしまい、徒歩と公共交通機関でやりくりすることにした。 2日後にガレージから出した車がびっくりだった話はこちら↓ シチリア島でレンタカーをドライブ中、トラブル発生! アパートは旧市街地ど真ん中の絶好の立地で、駐車ガレージ付き、ワンベットルーム仕様で天井が高く、とてつもない広さで、しかも1泊60ユーロ代(8000円程度)という激安ぶり。 建物が結構古く、古いなりの問題:例えばドアの鍵がなかなか開かないとか、エレベーターが動いたり動かなかっりとか、ユニットバスにお湯がためられないとか・・・ 学生時にニューヨークの安アパー

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JUN
02
シチリア島のド真ん中。標高948メートルにある平和な山の街、エンナ|シチリア⑧
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我々が空港を利用したシチリア第二の都市カターニアから、シチリア最大の都市パレルモまでは高速道路A19でつながっている。A19はシチリア島の真ん中を東西へ向かって整備されていて、山中の道を行く。 その道中にある街が、シチリアで最も標高の高い場所にある県庁所在地エンナ(Enna)だ。 なので我々もパレルモへ行く前に、エンナに立ち寄ることにした。 多分公共交通機関でエンナへ行こうとしたら、便も限られとてつもなく時間がかかるだろう。車で行けば、A19から10分強のドライブで行けてしまう。これがレンタカー旅行のフレキシブルで良いところだ。 ややマニアックだが、一応地球の歩き方にも掲載されているシチリアの観光地であるエンナの見どころは、 このエンナの街の眺め・・・ ・・・ではない。 エンナから見る隣街、カラシベッタの風光明媚な眺めだ。 緑豊かな山の景色の中に、山頂にへばりつくように広がるカラシベッタの見事な景観。 このカラシベッタの景色を見るために、観光客がエンナにやってくるのだ。 前日まで宿泊していた海辺のシラクーサとは全く違う、シチリアの山の風景。ピリッと冷たい澄んだ空気が山であることを感じさせる。(私、長野県出身なので) そこでふと考えた。 対面のカラシベッタの景色が見事なエンナには観光客が来てお金を落としてくれる。 けど・・・ エンナの景色を見にカラシベッタへいく人の話はまったく聞かない。 なので、カラシベッタ的には観光収入をちょっと分けて欲しい気分ではなかろうか? エンナから。(分けてもらっているのかもしれないけど。) カラシベッタの見事な眺めは、エンナのPiazza Crispi(クリスピ広場)から。 クリスピ広場の辺りは遊歩道として整備されていて、シチリアの山あいのオープンで見事な景色が堪能できる。 カラシベッタの見事な眺めを望む滑り台で、子供を遊ばせることも可能だ。 しかし標高が高いからか、我々には寒かった。 そしてシーズンオフだからか、普段からそれほど人がいないのか、我々以外の観光客は全く見当たらなかった。 シチリア人の普通の生活が垣間見れる素朴な感じのエンナで、普通の生活の素朴な感じの昼食を。 とりあえず昼時だったため、昼食をとることにする。 クリスピ広場の周りの観光客向けレ

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MAY
29
ヴァル・ディ・ノートの陶器細工と階段(スカーラ)の街、カルタジローネ|シチリア⑦
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レンタカー移動だったことで、意外と早くモディカ(Modia)&ラグーサ(Ragusa)を回ってしまった我が家では、頑張ってカルタジローネ(Caltagirone)まで足を運ぶ事にした。 カルタジローネは陶器の街で、旧市街にある陶器細工の埋められた階段(スカーラ)が有名だ。 ラグーサからは車で1時間程度、山道の高原を行く。 とても絵になるカルタジローネ旧市街遠景 なんだけど写真撮れなかった・・・ Via Cristoforo Colombo通りからカルタジローネ市街へ向かう時に街の絶景ポイントが現れるのだが、運転中の車を止められそうな場所がなかった。 ガイドブックなどでよく掲載されている景色。グーグルアースのストリートビューによるとこんな感じ。 う〜ん、グーグル写真だとまったくもって良さが伝わらないね。本物は写真では伝わらない美しさとオーラみたいなものがあります。 「見合い写真よりも実際会ってみたら美人だった」みたいな感じ? 自分、見合いしたことないけど。 カルタジローネに行ったらぜひご覧になって頂きたい。 カルタジローネの階段(スカーラ) カルタジローネの階段、スカーラ。実際に来てみると想像していたよりも勾配がきつく、距離が長いことに驚く。 カルタジローネ旧市街の遠景もそうだったが、写真だとこの勾配が圧倒してくる感覚がなかなか伝わって来ないようだ。 階段に埋められた陶器細工。一段ごとにデザインが違う。 階段を登りきった上からの眺めも素晴らしいらしいが、3才児連れのわれわれはそれは諦めた。 シーズンオフだからかいつもそうなのか、人はまばらな感じ。だが階段の周りには陶器の店などショップが出店しているし、カフェもある。 なので階段近くのカフェ、La Loggiaでお茶することに。 カルタジローネは標高が高いからかシラクーサなどに比べて寒かった。だけど頑張ってシチリア名物のレモン・グラニータを食べる。 カフェ休憩するわれわれの後ろでは、シチリア名物のコッポラ帽子を被った地元のじいちゃん達が談笑中。何十年も変わっていないであろう風景が感慨深い。 階段(スカーラ)と遠景以外はどうということのない、静けさ漂う一見地味で小さい街だったが、昔ながらの雰囲気をたたえたシチリアの小さい街を訪れる、という点ではカ

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MAY
21
街の景観に息を呑む!ヴァル・ディ・ノートの代表的な街、ラグーサ(Ragusa)へ|シチリア⑥
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シチリア東部の山間にある小規模なヴァル・ディ・ノートの街々の中でも、特に人気が高く観光客が多い街がこのラグーサ(Ragusa)だろう。 チョコレートの街モディカから山間の道を30分ほど、起伏の激しい渓谷の山あいに突如街が現れる・・・ それがラグーサだ。 シチリアの他の田舎町を訪れても感じたことだが、よくもまあこんなにアクセスの悪い場所に街を造ったもんだ。 かつて近隣からの侵略に脅かされていたからこうなったのだろう。 現代では平地の海近くなど、ロジスティクスが整い、アクセスのしやすい場所に街が作られるのが普通だと思うが、シチリアでは未だにこのような山中の街が残っており、そこに今でも普通に人々が生活しているところが面白い。 ラグーサには中世から残る狭い路地をそのまま残すイブラ地区と、網の目に道路を張り巡らせた、都市計画的には近代的な(でも古いが)高台のスペリオーレ地区がある。 ラグーサの最も知られた見どころは、スペリオーレ地区から見たイブラ地区の風景。 静けさの中に圧倒的な存在感を放つラグーサ・イブラのステキな町並み。 ラグーサ観光の中心もイブラ地区 というわけでイブラとスペリオーレの中間にある公共駐車場へ車を停め、イブラ地区のドゥオモ広場へ向かって歩く。 急坂・石畳みのラグーサ・イブラ地区でストローラー(ベビーカー)を使うのは不可能だ。なのでマイサン3才児も歩かせる。 ドゥオーモが見えてきた。 静けさ漂う古い町並みに姿を表すドゥオーモのドーム。絵になるよね。 そのうち徒歩に飽きてきたマイサンがグズりはじめるが、「頑張って歩けば、大好きなトレインに乗れる(かも)よ」と励まして、無理矢理歩かす・・・ イブラ地区には観光客向けのトロッコ列車風観光車両があるのだ。 マイサン激怒するに違いないので、運行してなかったらどうしようかと思ったが・・・ あった! 係のおっちゃん曰く「人が集まったら出発する」だそうだ。厳密にはおっちゃんの話すイタリア語はわからないので、そんなニュアンスだと思っただけだが。 ラグーサのトロッコ観光車両 ラグーサに長居するので無ければ、このトロッコで観光してしまうのが便利だ。 多分ラグーサ・イブラを徒歩で回ったら、迷路のような小道で間違いなく迷子になってしまうと思うが、トロッコはイブラ地区内の見

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MAY
05
ヴァル・ディ・ノートの坂とチョコレートの街、モディカ(Modica)|シチリア⑤
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シチリアのシラクーサに滞在し、まずノート(Noto)を訪れた我々は、チョコレートの街、モディカ(モディカ)にやってきた。 ヴァル・ディ・ノートの小さな街、ノート(Noto)におやつを食べに行く|シチリア④ 旅程的にモディカはスキップしてもいいかな、という感じだったのだが、「モディカでチョコレートを買いたい」という妻の意向で、ヴァル・ディ・ノートの最も代表的な街、ラグーサに行く途中で立ち寄ることにした。 私的に特別期待せずに寄った街であったが、 坂にへばり付くように上へ広がるモディカの街並みは圧巻! モディカは(他のヴァル・ディ・ノートの街と同じく)山間の小さい街だ。 昨日訪れたノートから更に車で30分強、山道を行く。 前日訪れたノートも坂の街だが、モディカほど強烈な坂では無かったので、初めて見る独特な雰囲気を醸し出す街の風景に驚く。 モディカの見どころは、おそらく観光の中心、サン・ピエトロ教会近辺だ。チョコレート博物館や、よく知られたチョコレート屋もこの近辺にある。 サン・ピエトロ教会の階段からモディカの街を眺める。 シラクーサやノートの旧市街と違い、モディカの中心部は車の往来があるので、静けさは漂っていないが、そこに住む人々の普通の生活が垣間見られた。 チョコレート屋、Antica Dolceria Bonajuto 妻が調べてここに来たい、ということでやって来たのがAntica Dolceria Bonajutoというチョコレート屋さんだ。メインストリートから路地を若干奥に入ったところにある。 妻いわく、カフェがあるのでは・・ という話だったが無かった。 3月末はシーズンオフなのかもしれない。シンプルなチョコレートのお土産屋さん(奥にチョコレート工房がある)という作りだ。 ここでは、買う前にここで作っている各種チョコレートの味見ができる。 実に様々なチョコレートの種類。 カカオ100%のみで作られたチョコレートから、ピスタチオやナツメグ等々でフレーバーが着けられたチョコレートなど様々なチョコレート商品が並ぶ。 ちなみにカカオ100%のものは全く甘くなく、相当苦い。なので不特定多数へのお土産としては向かない。 店の人によると、例えばカカオ80%の商品であれば80%がカカオで20%がシュガーを材料と

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APR
25
ヴァル・ディ・ノートの小さな街、ノート(Noto)におやつを食べに行く|シチリア④
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今回のシチリア旅行では、世界遺産であるヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式のいくつかの街々を、シラクーサを拠点にレンタカーで訪ねた。 そのうちの1つがノート(Noto)という小さい街だ。ベージュ色に統一された町並みは落ち着いた雰囲気を漂わせている。 シラクーサと同じく、ここでもメインストリートは歩行者天国になっており車が走っていいないため、人が発する以外のノイズがまったくない。 普段生活している自分の環境とは全く違う雰囲気を漂わせていて不思議な感覚。 ノート最大の見どころはニコラチ通りにあるニコラチパレス(ニコラチ館)のバルコニーに装飾されている彫刻だ。 結構デカくて存在感のあるダイナミックな彫刻。 だが、この見どころ以上に有名なのがニコラチパレスのすぐ近くにロケーションしているカフェ、その名もカフェ・シチリア(Caffe Sicilia)だ。 われわれが滞在するシラクーサからノートへは車でたったの30分強。 なのでカフェ・シチリアへおやつを食べに行くことにした。 グルメ系番組によく取り上げられる有名店:カフェ・シチリア(Caffe Sicilia) カフェ・シチリアは、日本では知られていないかもしれないが、英語でシチリアを紹介するグルメ系番組/ドキュメンタリーではよく登場する有名カフェだ。 多分このカフェは、ドゥオモやレアーレ門など、ノートのどの見どころよりも名前が知れているのではないだろうか。 ある意味カフェ・シチリア自体がノートの観光スポットとも言える。 ノートの目抜き通り、ヴィットーリオ・エマヌエーレ通り沿い、前述のニコラチ通りと交わる四つ角に位置している。 外の席に座ると、となりの席でこのカフェ・シチリアの店主とお客さんらしきグループが談笑していた。 「今日テレビでザッピングしてたら君の顔が2つのチャンネルで出てきたよ〜」などという英語の会話が聞こえてきたので、多分業界関係者なのだろう。 そんな感じでこの店の主人はなかなかの有名人なのだ。 テレビで見た感じと、隣で談笑中の様子を見てると、カフェ・シチリアの店主は、われわれが考えるティピカルな伊達男的イタリア人とは全く違い、あまり余計なことは言わない職人的な雰囲気を漂わせていて、日本人的「職人」の雰囲気を醸し出している。 そんな主人の店:カフェ・シチ

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APR
22
シチリア島が凝縮されたグルメの都:シラクーサの食&おすすめレストラン|シチリア③
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インターネットやガイドブックによると、シチリア島内でも特にシラクーサは食の都、特にシーフードの宝庫なんだそうだ。 さっそくシラクーサの市場:オルティージャ・ストリートマーケットにやってきた シラクーサの市場:オルティージャ・ストリートマーケットは、オルティージャ島に入ってすぐ、アポロ神殿すぐ隣のエリアにて開催されている。 食だけでなく、実に様々なものが売られている。 もちろん食材がメイン。 野菜を始め、シチリアならではの赤いオレンジなどの果物、ドライフルーツ、 パスタなどに入れると美味しいイタリアのスパイス、 そしてスライスされた生のアンチョビなど、イタリアの食卓に必須な食材が並ぶ。そして地元民らしき人々が買い物をしていく・・・ どの食材も新鮮そうだが、うちで買ったイチゴはかなり熟しが進んでいた。どうやらさっさと売ってしまいたい食材を買わされてしまったようだ。それでも私が住むドバイで入手できるイチゴ比べはるかに美味しかったけど。 どの店も味見を勧めてくるが、味見させるのと同時に「買うでしょ」という感じで袋に入れ始める強引な店もあるので、味見する際は注意が必要だ。雑多なマーケットには粗野な店員も多い。 ほかに市場で買ったイチゴとオレンジピールのドライフルーツはなかなかフレッシュな甘みで非常に美味しかった。 オルティージャ・ストリートマーケットに行ったのは朝だったので、ここでコーヒーとシンプルなサンドイッチを食べる。 こんなシンプルなサンドイッチでも、ハムやチーズ、オリーブオイルのクオリティが高いため美味しい。 特に私が住むドバイではポーク商品はあまり豊富に出回っていないし、価格も無駄に高いからなかなか美味しいポークハムにはありつけない。それも美味しく感じた理由だ。 家族経営風のレストランでシラクーサ風パスタとタコを食す シチリア到着初日の午後にシラクーサに到着した我々は、ちゃんとしたランチもたべていなかったことから、午後5時くらいに早めの夕食にしてしまうことにした。 そこで泊まっている宿(アレトゥーザの泉近く)の近くの良さそうなレストランを3件ほどピックアップして準備万端で出発。寒いしあまり無駄にプラプラしたくなかったのだ。 そしたら、 すべて閉店中・・・ すでにシエスタ時間は過ぎているは

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APR
18
シニア度高くて安全。ギリシャ統治時代の古都シラクーサとオルティージャ島|シチリア②
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私にとってシチリア(イタリア)の印象と言ったら、まず思い浮かべるのが・・ ニューシネマ・パラダイスの冒頭部分、ダイニングの窓から海を望む光景。 そんな風景が、ここシラクーサのオルティージャ島にはある。 シチリア島を半周遊ドライブする予定だったが、あまり宿を代えたくなかった3才児連れのわれわれは、シチリア東南部最大の見どころであるヴァル・ディ・ノートのバロックの小さい街々を、シラクーサを拠点に日帰りで巡ることにした。 よってシラクーサのオルティージャ島に3泊した。 前回2013年にイタリア本土に行った時もそうだったが、古くからの観光立国イタリアではB&Bなどの民泊施設が充実している。 Booking.comなどをチェックしても軒並み評価が高いのはホテルではなく民泊。宿の主人と距離感が近いのも必然的に評価が高くなる理由だろう。一方、ホテルは一般的に評価が今一つで、どちらかと言うと団体様向け? という訳で我々が宿泊したのは・・・ 海の見えるキッチン付アパートメント:Palazzo Alfeo 「絶対海が見えるところ」というリクエストだけして妻に任せていたのだが、このアパートは最高の立地とヴューだった。 窓から広がる静かなシー・ビュー。 ニューシネマ・パラダイスのダイニングから見渡す静かな海の風景そのものだった。 オルティージャ島の先端、アレトゥーザの泉に近い、車は通れない海沿いの遊歩道:Lungomare Alfeo(アルフェオ通り)にある、とても対応の良いイタリア人ご夫婦が経営するアパートメントだ。インテリアのセンスもいい。 車でのアクセスが制限されているZTLエリア内に位置する立地であるが、ヴァレーパーキングも頼めるから安心だった。 そしてプロセッコのオマケ付き。 キッチンがついている事でマーケット(市場)で買って来たものを軽く調理して食べる事もできるし、シチリア旅行でのアパートタイプ宿泊は個人的にオススメです。 シラクーサ観光はオルティージャ島とネアポリ考古学地区 シラクーサ観光のメインとなるイベントは、大きく分けて2つ。 観光客が多く、レストランやカフェ、ショップやマーケット(市場)があるオルティージャ島と、シラクーサの大陸部にあるギリシア劇場やディオニュソスの耳を有するネアポリ考古学公園だ。 オル

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APR
07
青い海と7つの世界遺産。地中海に浮かぶ美食の島、シチリアへLCCで|シチリア①
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私が住むドバイには、現在世界で最も成功している航空会社の1つ、ドバイ政府が持つエミレーツ航空があるが、同じくドバイ政府が出資する、flydubai(フライドバイ)というローコストエアライン(LCC)があるのをご存知だろうか。 世界の主要都市へのアクセスを網羅するビッグブラザーのエミレーツ航空に対し、比較的マニアックな都市へ就航しているのがflydubaiだ。ソマリランドとか、トビリシとか、アシュガバットとか・・・ 日本からは、直行便行き先としてまったくありえない都市名にとても興味が湧く。 そんなflydubaiが近年、ドバイ発のヨーロッパ便を急速に増やしている。 というわけで我が家では、flydubaiを利用してヨーロッパのどこかへ旅行へ行こうか、ということになった。 選んだ場所は、地中海に浮かぶイタリアのシチリア島。 flydubaiはシチリア第一の都市パレルモではなく、第二の都市、島の東端に位置するカターニアに飛んでいる。 ところで日本からシチリアへは遠いよね。 初めてイタリア旅行を計画する日本人にとっては、シチリアよりも、まずはローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアあたりを優先するだろう。 シチリアへ行く日本人観光客は、イタリア旅行2回め以上の人が多いのではないだろうか。シチリア島へ行くには日本からだと乗り換えなど少々面倒だ。 だがドバイからだとカターニアまで直通で6時間。 すでにミラノ以外の上記都市旅行を経験している我々にとっては2回目のイタリア旅行となった。 ローマで休日: 歴史とデザイン大国イタリア旅行① フィレンツェで奇跡の再会:イタリア旅行② 水上の都ヴェネツィア: どこをどう歩いても満足度高し:イタリア旅行③ レンタカーでシチリア半周遊 今回我が家がシチリアを回ったルートはこんな感じだ↓ 夫婦だけならともかく、マイサン3才児連れで7泊8日の日程でシチリア周遊はとてつもなく忙しい旅行になることが予想されたため、できるだけホテルの移動を避けることにした。 まず旅行前半はギリシャ時代の古都シラクーサに3泊し、シチリア東南エリアのヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の街々を日帰りドライブでめぐり、その後旅行中盤ではエンナを経由してパレルモへ、最後は海沿いの道をドライブして保養地タオルミーナでゆっく

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JAN
02
古いMacBook Pro(ノートパソコン)を外部モニターとして蘇らす!
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使い古したノートパソコンのディスプレイを、今使っているパソコンの外部モニターとして使えたらいいなあ、と思った事はありませんか? 一時期のiMacはターゲットディスプレイモードとして外部モニターとして使えていた事があったが、古いMacbookなどノートパソコンは外部モニターとして使えない、というのが通説だったと思う。 なので私も諦めていた。 だけど、"Air Display"と言うアプリケーションを使えば簡単に外部ディスプレイとして使うことができるらしい、という事を発見! 1. 余ってるMacBook Pro 2011(15インチ画面)を活用だ! 2. MacBook(などのラップトップ)は外部モニターとして使えない、はデタラメだった 3. Air Display(エアディスプレイ)というアプリケーション 4. 導入方法 5. WIFI接続だが、意外とシームレスに動く 余ってるMacBook Pro 2011(15インチ画面)を活用だ! 昨年5年ぶりにMacBook Proを新調した。Macbook Pro 2018 i9(15インチ)だ。 基本的にずっとMacBook Proがメインだが、外付けモニターとしてサンダーボルトディスプレイに接続し、デュアルモニターとして使っている。 複数の広い作業画面だとウェブリサーチやExcelを使った仕事など、マルチタスク時にとっても便利。 そこでいつも思っていたのだが、使い古したMacBook ProやMacBook、はたまたウィンドウズPC(ラップトップ)のディスプレイを、トリプルディスプレイの3つ目のモニターとして使えないだろうか、と。 ウチでは2代前に使っていたMacBook Pro 2011(15インチ)が残っている。ただ捨てるのは何となくもったいないので、テレビにつなげてYouTubeなどを見る専用機として使っていた。 これを外部モニターにできないだろうか・・・・ ネットで大半の検索結果で出てくるMacBook Pro(などのノートパソコン)は外部モニターとして使えない、はデタラメだった。 今回、何の気なしに英語で検索してみたところ、Air Display(エアディスプレイ)というアプリケーションを使えば、ノートブックパソコンが外部モニターに変身することがわかった。

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DEC
17
ピレリタイヤ走行中パンク→ニットーのタイヤ:iNVOに交換
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先日、UAEの北部首長国の1つフジャイラへ出張中、高速道路を時速130キロ(法律適用範囲内です)で飛ばしていると、突然車がガタガタと不気味な振動に襲われた。 何事かと思い車を路肩に止めチェックしてみると、タイヤが見事に裂けていた。 今まで走行中のパンクを経験したことがなかったので、車の故障かと思ってヒヤヒヤしてしまった。私の車はイタ車(アルファロメオ)なのでついにイタ車の洗礼を受けたかと・・・ UAEの田舎ではピレリタイヤは売っていない ニットーのタイヤ? ニットー iNVOの乗り心地・評価 追記: 3年持ちそうもないニットー iNVOタイヤ ドバイで車を所有するにあたり、住民が最も恐れるのが灼熱の砂漠の道を走行中、車がブレイクダウンすることだ。 何しろ砂漠の道には本当に何もない。 だからドバイ(&UAE)では故障しない日本車(特にトヨタ)の人気が絶大。 最近ドバイでは安かろう悪かろう中国車メーカーの進出が盛んなことは先日のコラム「ドバイで電気自動車は普及するのか。ついでに中国車は?」で書いたが、そういう事情があるので中国車が市場シェアを獲得するのは難しいのではないかと思う。 おそらくは同様の事情でイタリアの大衆車、アルファロメオやフィアットなども圧倒的に人気がない。 ニットータイヤのiNVO パンク時の話に戻すが、結局路肩でスペアタイヤに付け替え、スペアタイアの空気圧が全くなかったため近くのガススタンドまでハザード出しながら低速走行し、空気を入れた後は仕事を終わらせ、その後フジャイラのタイヤショップに向かった。 パンクしたのがフジャイラ市街地に近いところで本当にラッキーだった。 でなければ何も無い砂漠の道をスペアタイヤで延々と低速走行・・・  と考えるとオソロシイ。 田舎のフジャイラではピレリは売っていない UAEでは3年に一度のタイヤ交換が推奨されており、私の車のタイヤも3年経っていたのでそろそろ交換しなければ、と思っていた矢先のパンクだった。 そこでいっその事フジャイラで交換してドバイに帰ろうかと考えた。 ただし問題が。 私の車に最初から付いていたタイヤはイタリア製ピレリのP-Zero 225/40(18インチ)というやつだが、ピレリのようなマニアックなメーカーは田舎のフジャイラにあるわけもな

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DEC
16
日本について思うこと - 今年の一時帰国にて
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今年も日本へ帰ったので、今回の一時帰国で日本について思ったことをつらつらと書きたいと思う。 幼児連れに優しくない日本 旬の味、松茸 しょうもない民放テレビのワイドショー 健康保険無しで救急病院へ 飛行機から眺める富士山 日本について思うこと① 日本を含む東アジアはどうも幼児連れにやさしくない 今回の日本帰国は台北経由で日本へ帰ったのだったが、 メシ、スイーツ&小物の街、台湾へ そして昨年はマカオ&香港経由で日本行きだったのだが、 マカオに行って異国情緒に浸る(ベビー連れで)香港①:ベビー連れでチムサーチョイ 日本を含めた東アジア。どこでも思うのは、私が住んでいるドバイに比べ本当に幼児連れ/赤ちゃん連れに優しくない社会だ、ということ。 ちいさい子連れの家族に対するインフラ&人々の心構えが整っていない。 例えばドバイでは赤ちゃん/幼児連れには、優先席だったり、優先順位があったり、できるだけ幼児連れ家族には負担を掛けない様な工夫が生活のあらゆる場面でなされている。 べつに日本を含む東アジアの文句を言いたいわけではなく、単純に東アジア諸国は幼児連れに優しくない社会だ、と言いたい。 世界の他の地域に比べても東アジアは特にその傾向が強いと感じる。多分儒教の「年上を敬う」の悪い面が、そして「男尊女卑が根強く根底にある社会=女性の意見が反映されにくい社会」であることがそのような形で出ているのかもしれない。 赤ちゃん/幼児連れで行動することを実際に体験しているお母さん/お父さんは感じていると思うが、小さい子連れで行動するのはなかなか大変だ。 だが社会はそれをほったらかし。子供を産んだのは自分なんだから自己責任だ、というのが日本では主流の考え方だろう。 ドバイで人口比率の高いアラブ人や、インド人、パキスタン人などの人たちは、基本的に「子供は神様からの授かりもの」「子供はコミュニティの皆で育てる」という考え方が浸透しており、他人の子供に対してもやたらとフレンドリーだし、優しい。 社会のシステムも人々も子供に優しいのだ。 一方の日本。 最近では、妊婦が病院で治療を受けると高い料金を請求される「妊婦加算」に批判が集まったばかりだが、子供はコミュニティの皆で育てる、という観点があれば、そもそもこの様な税法は導入されないだろう。 そのシステムを決

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